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高速道路警備と一般道警備の違いとは?給料・待遇面・資格についても解説2026.01.19

道路警備の現場は、高速道路と一般道で様子が大きく変わってきます。

車のスピードや歩行者の有無、使う道具の規模に違いがあり、作業内容にも違いが生じます。

夜勤の頻度や手当といった給料の条件、求められる資格も働く場所を選ぶ目安になります。

本記事では高速道路警備と一般道警備の違いを詳しく解説します。

高速道路警備と一般道警備の違いとは?

道路の種類によって、警備員に求められる動きや注意すべきポイントは異なります。

車の速さや周囲の環境など、現場ごとに異なる特徴を詳しく見ていきましょう。

車両スピードの差

一般道と高速道路の大きな違いは、目の前を通り過ぎる車のスピードにあります。

一般道は信号や交差点があるため速度が控えめですが、高速道路では時速100キロ近い速さで車が絶え間なく走行します。

そのため、警備現場ではかなり手前の位置から、工事や規制の存在をドライバーに知らせる必要があります。

自走式標識車などの専用車両を使い、遠くにいるドライバーへ早めに注意を促すことが求められます。

スピード感のある環境だからこそ、一瞬の判断が事故防止に直結する緊張感のある現場となります。

通行する車両の種類

一般道と高速道路では、通行する対象が根本から異なります。

一般道は乗用車のほかに、歩行者や自転車、車いすを利用する方など、様々な立場の人々が入り混じる場所です。

警備員は車を誘導するだけでなく、通行人の安全を確保し、周りの状況に合わせた案内を行う役割を担います。

一方で、高速道路は車両の通行に限定された道路です。

物流の要となる大型トラックやバスといった、重量のある大きな車両が頻繁に走行します。

対人誘導は発生せず、巨大な車両を安全に車線変更させたり、作業エリアの出入り口で適切に導いたりする業務が中心です。

事故時に想定される被害規模

万が一事故が起きてしまったときの被害の大きさにも、はっきりとした差が出ます。

一般道に比べて高速道路はスピードが出ている分、衝突した際の衝撃は桁違いです。

車が大破したり、命を落としたりするような深刻な事態になるリスクが常に隣り合わせとなります。

さらに、後続車が止まりきれずに次々とぶつかる二次事故が起きやすいのも高速道路の特徴です。

警備現場では、トラブルが起きた際にすぐさま後方の車に危険を知らせて、常に周囲を警戒し続ける集中力が求められます。

仕事内容で比べる警備業務の違い

実際の現場では、警備業務ではどのような作業を行うのでしょうか。

誘導の仕方や使う道具など、日々の仕事に含まれる違いを比較して、業務の全体像を紹介します。

一般道は片側交互通行や幅寄せ誘導が中心

一般道路での警備は、主に街中の工事現場やイベント会場の近くで、車や歩行者の安全を守る役割を担います。

道路の一部が使えない状況では、反対車線の車と順番に入れ替えて通行させる「片側交互通行」や、車線を狭めて車を安全なルートへ導く「幅寄せ誘導」が主な業務です。

一般道には車だけでなく、歩行者や自転車、車いすの方など幅広い層が行き交うため、周囲の状況を細かく観察しながら旗や誘導灯で合図を送ります。

近隣住民やドライバーと視線を合わせ、身振り手振りを交えて丁寧に案内を行うことが、安全確保のポイントです。

高速道路は規制区間の出入り誘導が中心

高速道路の警備は、一般道とは異なり歩行者が存在しない環境で業務を行います。

車線の一部を閉鎖する「車線規制」を敷いた上で、工事用のトラックや作業車両が規制エリアへ安全に出入りできるよう案内することが主な役割です。

時速100キロ近いスピードで一般車両がすぐ横を通り過ぎるため、作業員や工事車両が一般車と接触しないよう、バック誘導や合図を的確に行います。

通行止めを実施する現場では、封鎖されたエリア内での作業の安全確保に集中し、工事用の看板を設置したり、カラーコーンを並べたりして安全を確保します。

規制資材や車両の規模が異なる

高速道路では、高速で走るドライバーにいち早く規制を知らせるため、大型の特殊車両や資材が数多く使われます。

後方から来る車に渋滞や規制を知らせる「自走式標識車」や、コーンを自動で設置する「オートコーン車」など、一般道では見かけない規模の大きな車両が活躍します。

一方の一般道では、警備員が手で持つカラーコーンや看板、手旗といった持ち運びができる資材が主流です。

高速道路では作業員を守るために、万が一の衝突時に衝撃を和らげる特殊な大型トレーラーを配置することもあり、道路の環境に合わせた専用の装備が必要となります。

業務時間と緊張状態に差が出やすい

一般道と高速道路では、勤務時間や現場での緊張感にも違いがあります。

一般道の工事は日中に行われることが多く、周囲の店舗や住民に配慮しながらの作業が中心です。

高速道路は、交通量の影響を避けるために夜間に行われる現場が多く存在します。

高速道路ではわずかな油断が命に関わる重大な事故に直結するため、常に張り詰めた緊張感の中で業務に当たります。

夏場の暑さや冬場の冷え込みといった厳しい天候下でも、集中力を一定時間保ち続ける体力と気力が必要な環境だといえます。

高速道路と一般道の危険度の違いについて

どちらの現場も安全第一ですが、警戒すべきリスクは異なります。

それぞれの場所で想定される危険度の違いを解説します。

高速道路は衝突時の影響が大きい

高速道路は、車両が時速100キロ近い猛スピードで走行する特殊な環境です。

一般道に比べてスピードが格段に速いため、万が一車同士がぶつかったり、作業現場に突入したりした場合、受ける衝撃は計り知れません。

車両が大破するだけでなく、命を落とす恐れがある深刻な事態を招く可能性が高いです。

また、高速走行中は後続車が急に止まることが難しく、最初の事故に続いて何台もの車が衝突する二次被害も起きやすい傾向にあります。

警備にあたるスタッフは、大きな損害を防ぐため、常に高い緊張感を持って、後方の車両へアピールし続ける役割を担っています。

一般道は歩行者や自転車対応が増える

一般道の警備現場は、車だけが通行するわけではありません。

歩行者や自転車、ベビーカーを押す方、車いすを利用する方など、様々な人々が同じ道を利用します。

特に子供や高齢者の動きは予測しづらい面があり、車との接触を未然に防ぐためには一瞬も目が離せません。

工事の案内を出す際も、ドライバーだけでなく通行人に対しても、分かりやすい合図や言葉で誘導を行う手間が増えます。

住宅街や商業施設に近い場所では、近隣住民との対話が発生する場面も多いです。

高速道路警備と一般道警備の給料・資格・待遇の違い

働く上で気になるのが収入や待遇面ではないでしょうか。

手当の種類や夜勤の有無、キャリアアップにつながる資格の仕組みなど、気になるポイントを詳しく紹介します。

高速道路警備は手当が付きやすい

高速道路の警備は、時速100キロ近い速さで車両が走行する過酷な環境で行われるため、一般道の業務と比較して特殊な手当が支給されることが多いです。

周囲を高速車両が通り過ぎる現場は緊張感が高く、専門的な知識も必要とされるため、基本の給与に加えて「高速手当」や「危険手当」といった名称で上乗せが行われる場合が多いです。

また、遠方の現場へ向かうための運転手当や、特定の公的資格を保有している場合に支払われる資格手当なども充実しています。

夜勤の有無が収入差につながる

一般道の警備は日中の工事やイベントに伴うものが中心ですが、高速道路の警備は交通量が減る夜間に行われる規制業務が頻繁に発生します。

夜の時間帯に働く場合には、法律で定められた深夜割増賃金が適用されるため、日中の勤務に比べて効率良く稼ぎやすいです。

実際に、日中の勤務よりも夜勤のほうが数千円高く設定されているケースが多いです。

夜勤は残業が発生しにくい現場も多く、決まった時間でしっかりと稼ぎたい方にとっては魅力的でしょう。

交通誘導警備業務検定2級が求められることも

高速道路や自動車専用道路、特定の一般国道で警備業務を行う際には、現場に「交通誘導警備業務検定」の1級または2級を持つ有資格者を1名以上配置することが法律で義務付けられています。

したがって、高速道路の現場を多く抱える警備会社では、資格を持つ人材の需要が高く、無資格者よりも高い時給や日給が設定されやすいです。

資格を持っていない未経験の状態からスタートした場合でも、会社側が試験の費用を補助したり講習を行ったりと、取得をバックアップする制度を整えている企業が多いです。

高速道路警備と一般道警備に向いている人

仕事選びの参考に、それぞれの業務に向いているタイプを紹介します。

黙々と作業をこなすのが好きか、人と接するのが好きかがポイントです。

高速道路警備は集中力を保つ仕事

高速道路は車が時速100キロ近い速さで走るため、常に周りを警戒し続ける力が求められます。

一瞬の油断が大きな事故に直結するため、決められた手順を守り、長い時間注意を払い続ける辛抱強さが求められる要素です。

看板の設置や撤去など、チームで協力してテキパキと作業を進める場面も多く、ルールに沿った行動が得意な方にぴったりです。

静かな環境の中で、目の前の安全を守る業務にじっくり取り組みたい方に向いています。

一般道路警備は対人対応が多い

一般道では車だけでなく、歩行者や自転車を利用する方々と接する機会が多くあります。

子供から高齢者まで幅広い方々の通行を支えるため、相手の動きを先読みしながら、分かりやすい合図や明るい挨拶で案内する柔軟な姿勢が必要です。

ドライバーからの質問に答えたり、近隣住民の方へ配慮したりする場面も多いため、人と話すことが好きな方や周りへの細かな気配りが得意な方に適しています。

まとめ

道路警備の仕事は、働く場所が高速道路か一般道かによって、現場の雰囲気や作業の内容が大きく変わります。

ハイスピードな車に備えて集中して取り組む現場と、街中で通行人の安全を丁寧に見守る現場には、現場ごとに異なるやりがいがあります。

給与や夜勤の頻度、資格の有無などの条件をしっかり見比べるのが、無理なく働き続けるコツです。

自分の性格や希望にぴったりの環境を選んで、安全を守る警備の現場で活躍してください。



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